株式会社イトーキは、2018年秋に首都圏のオフィスを集約し、新本社オフィスとして、日本橋に移転。
施設名称は、「ITOKI TOKYO XORK」。これまでの働き方「WORK」を次の次元へと進化させるために、
アルファベットの「W」に続く「X」と掛け合わせている。
XORKは、イトーキが考える新しい働き方とそれを実現する為のオフィスとしてデザインされ、
社員自ら体現しながら、お客様にご提案を行っている。
人と活動を基軸とした新たなオフィスづくり
ワーカーの10のアクティビティ(活動)を最大化する空間機能要件と、心身の健康を保つ空間品質要件を統合して設計された「次世代のWork Style」を実現する新たなオフィスづくり。
ABW(Activity Based Working)
働く場所は活動から選ぶ。従来のように階層や組織、チームといったフレームに基づき作られたワークプレイスで働くのではなく、個々のワーカーのアクティビティにふさわしい場を用意し、活動に応じてワーカー自らが自立的にワークプレイスを使い分けるワークフォーマット。
ABWの考え方の創始者ヴェルデホーエンの知見に基づき、10の活動に分類している。
1人 | ・高集中 | 会話などで中断されず集中することが必要な作業 |
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・コワーク | 周囲の人の質問に随時答えるため短い中断が入っても気にならない作業 | |
・電話/WEB会議 | ワーカー本人が物理的に1人の場合の仮想コラボレーション | |
2人 | ・二人作業 | 1人または最大2人の同僚と緊密に協力する作業 |
・対話 | 1人または最大2人の同僚との会話 | |
3人 | ・アイデア出し | 3人以上のグループでコラボレーションし新たなアイデアを生み出す |
・情報整理 | 3人以上のグループで行う調整、進捗報告などの会議 | |
・知識共有 | 3人以上のグループで行う知識共有 | |
その他 | ・リチャージ | 仕事から離れてリフレッシュする |
・専門作業 | 特別な設備を必要とする専門的な業務 |
XORKでは、それぞれの活動に対応し、生産性と創造性を最大化する空間機能を整備。
活動ごとのバランスや時間配分をベースにした空間配備設計を行うことで労働時間の短縮も目指す。
WELL Building Standard ~WELL認証取得の取組み~
WELL認証とは、International WELL Building Instituteの7年間の厳しい研究開発に基づいて作られた、建物内で暮らし、働く人たちの健康・快適性に焦点を当てた世界初の建物・室内環境評価システム。人にとって快適、安全、健康な建物を客観的に評価する基準として、環境工学の観点のみならず医学の見地から検証が加えられていることが大きな特徴。
評価項目は、①空気、②水、③食物、④光、⑤フィットネス、⑥快適性、⑦こころ、の7カテゴリ、
100項目の基準で、建築・設備・内装・家具・運用ルールまでを幅広く評価する。
認証取得により
① 従業員の健康と生産性、不動産価値の向上
② 健康的に働ける空間であり、人を優先する企業姿勢を世界的な標準で示せる
③ 意識の高い顧客、外資系企業等に先進性をアピールできる。
イトーキは①空気、②水、③食物、④光、⑤フィットネス、⑥快適性、⑦こころ、の7カテゴリにおいて、快適、安全、健康への配慮度合いを測る必須36項目、加点62項目の合計98項目を、第三者審査機関であるGBCIによって厳しく評価され、必須36項目と加点62項目中40%以上をクリアした場合に与えられるWELL認証の予備認証(ゴールドレベル)を達成しました。